【体験談】私が退職を決意した理由|アルハラ・パワハラ・職場環境のリアル

はじめに

新卒で入社してから数ヶ月。期待と不安を抱えてスタートした社会人生活でしたが、現実は想像以上に厳しいものでした。この記事では、私が退職を決意した理由を「体験談」としてまとめます。これから就職・転職を考える方にとって、職場選びの参考になれば幸いです。


精神的に限界を迎えた日々

ある日、通勤しようとした瞬間に吐き気と頭痛に襲われました。土日に考え込んでいた稟議の件で追い込まれ、体が反応してしまったのです。翌日なんとか出社しましたが、発注業務のプレッシャーで心身が限界に近づいていました。

そして、ついに精神が崩壊しました。
朝、家を出る直前に発狂し、声を上げて泣き叫びました。体が勝手に震え、もう職場に向かうことができませんでした。

当時は実家暮らしだったので、家族が全員、僕の部屋に駆け込んできました。母に後から聞いた話では、

「突然、飛び降り自殺や電車に飛び込む人を目の前で見ているようだった」
「今日送り出したら、もう帰ってこない気がした」

と言われました。

自分が家族にそんな恐怖を与えていたことを知った時、心の底から「ここに居続けたら命を落とす」と確信しました。退職は甘えでも逃げでもなく、自分の命を守るための唯一の選択だったのです。


アルハラ・食ハラに耐えられなかった

職場では飲み会が多く、アルコールハラスメント(アルハラ)や食事ハラスメント(食ハラ)を感じる場面が何度もありました。

  • アルハラ:飲酒の強要、一気飲み、潰し合いのような雰囲気

  • 食ハラ:上下関係の中で大量の食事を強要されること

私はお酒が弱く、毎回の飲み会が恐怖に変わっていました。正直、このまま続けば体を壊すと思ったほどです。


セクハラに耐えられなかった

さらに決定的だったのは、飲み会のたびに繰り返された社長からのセクハラ発言でした。

毎回のように呼び出され、
「SEXはいつしたの?」
「SEX=仕事ができる人間だ」
といった発言を延々と数時間も聞かされるのです。

最初は冗談のように振る舞って耐えていましたが、回数を重ねるごとに心が削られていきました。プライベートを侵害されるような会話を強要される時間は苦痛でしかなく、「この環境で働き続けるのは無理だ」と強く感じました。


職場の雰囲気と人間関係

職場は「直属の上司に相談しろ」という文化がありましたが、上司は常に忙しく、声をかけにくい雰囲気がありました。結果的に相談できず、悩みを一人で抱え込むことに。

さらに、陰口や特定の人を排除するような空気もあり、心理的安全性はありませんでした。

  • 定時に帰ると「早いね」と嫌味を言われる

  • 尊敬する先輩が社内イベントから外される

  • 幹部がルールを破っても注意されない

こうした小さな不信感が積み重なり、「この環境では長く働けない」と感じるようになりました。


理想の上司とは真逆の環境

理想の上司像としてよく言われるのは、

  • 失敗してもサポートしてくれる安心感

  • 発言と行動に矛盾がない

  • 部下の成長を応援してくれる

しかし私がいた環境は真逆でした。
安心感はなく、陰口が飛び交い、挑戦よりも「耐えること」が評価される。

「良い上司」とは何かを考えるきっかけにはなりましたが、自分の未来をここに委ねることはできないと判断しました。


退職を決意して学んだこと

この経験を通じて学んだのは、働く環境は仕事内容以上に大切だということです。
仕事内容がやりたいことでも、職場環境が合わなければ心身を壊してしまいます。

転職を考えている方へ伝えたいのは、「自分が尊敬できる人と働けるかどうか」を基準に職場を選んでほしいということです。

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まとめ

私はアルハラやセクハラ、パワハラ的な雰囲気、人間関係の不信感から退職を決意しました。
退職は決して逃げではなく、自分を守るための選択です。

「辞めたい」と感じている人は、まず誰かに相談してほしい。そして、自分を責めるのではなく「より良い環境を探すための一歩」として退職を考えてもいいと思います。

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